セーフティークライマー工法
高所・急斜面を安全にスピーディに掘削整形する未来型の機械「ワイヤー式ラジコン掘削機」を使う工法が「セーフティークライマー工法」です。(写真右)
セーフティークライマー工法は、愛称「ケンファイター」とも呼ばれており、次の4つの特徴があります。
セーフティークライマー工法の特徴
- オペレーターは離れたところからラジコン操作のため安全
- 機体はワイヤーでつっているため、危険箇所も安全で足元が崩れてもワイヤーで安心
- 法肩までワイヤーであがるので、搬入路や重機足場が不要
- のり面勾配70度までの掘削作業や、モルタル・コンクリート面の取り壊しも迅速かつ安全
セーフティークライマー工法は“こんなとき”の強い味方
- 人力掘削のボリュームが多すぎて工期に間に合わない!
- 人力掘削をしてくれる人が見つからない!
- 傾斜が急すぎて、通常の掘削機械では転落災害の危険がある!
- モルタル・コンクリート面の取り壊しは人力では大変だ!
- 予算や用地の関係でパイロット道路を設置できない!
建設機械の労働災害を撲滅へ
平成15年度から平成16年度の3年間にわたって建設機械作業時の労働災害は、中央労働災害防止協議会統計の結果(労働者死傷病報告による)では、1979件にも及んでいます。これは他業種の労働災害と比較し、圧倒的に多い数字となっています。
こんにちでは、安全パトロールの実施やKY活動の充実など、労働災害をゼロにする活動が盛んになっておりますが、なかなか効果が見られないのが現実のようです。これを踏まえて、労働災害の撲滅を目指し開発されたのが、セーフティークライマー工法です。
写真上左右:
土砂掘削作業
写真左下:
岩掘削作業
写真右下:
除根作業
仕様
- 総重量
- 5650kg
- バケット容量
- 0.14立方メートル
- エンジン
- S4L2-E2
- 定格出力
- 36.1PS
- 回転数
- 2500rpm
- 全高
- 2910mm
- 全幅
- 2190mm
- 最大掘削高さ
- 5975mm
- 最大掘削深さ
- 3115mm
- 最大掘削半径
- 5775mm
- 輸送姿勢全長
- 5015mm